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風景画4.富士三十六景 下総小金原 (ふじさんじゅうろっけい しもうさこがねはら)

最終更新日:平成25(2013)年5月15日(水)印刷

歌川広重(初代) (うたがわひろしげ)
安政5年(1858)/縦37cm×横24cm



小金原は、現在の柏、松戸、鎌ケ谷、船橋、習志野等に広がっていた原野で、江戸幕府直轄の馬の放牧場であった。
広大な原野に放し飼いの馬が群れ遊ぶ風景は江戸近郊では珍しいものなので、数々の紀行文に記され、絵にも描かれている。この画は、前面に馬を一頭大きく描き、野の広さを際立たせる構図となっている。しかし、小金原のどこを描いたものかは不詳である。
富士三十六景は、広重存命中に完成していたので、改印(刊行許可印)は、全て安政5年4月になっている。出版は、没後の安政6年。小金の牧では、将軍による鹿狩りが享保10、11年と嘉永2年、寛政7年に行なわれている。