ホーム >> 図書館デジタルギャラリー >> 風景画7.名所江戸百景 鴻之台とね川風景 (めいしょえどひゃっけい こうのだいとねがわふうけい)

風景画7.名所江戸百景 鴻之台とね川風景 (めいしょえどひゃっけい こうのだいとねがわふうけい)

最終更新日:平成25(2013)年5月15日(水)印刷

歌川広重(初代) (うたがわひろしげ)
安政3年(1856)/縦37cm×横25cm



国府台(市川市)より西方を眺望する。遠くにあるのは富士山。このシリーズは、広重晩年の作。安政3年2月より、5年10月にわたり出版された。浮世絵には、誇張がつきものである。ゴッホをはじめとする西洋の画家が浮世絵を賛美したのは、その「誇張による美」を発見したからだといわれる。この画も、自然の残っていた時代の画ではあるが、国府台がこのように絶景の地であったわけはなく、崖もこれほど高くはなかった。つまり、風景錦絵の多くは美術作品であって、写実画という訳ではない。